水仙の豆知識
水仙とは?
学名: |
日本水仙 <Narcissus spp> |
(にほんすいせん) (ナルシサス) |
水仙(スイセン) |
別名: | 雪中花(せっちゅうか) | ||
科名: |
彼岸花(ヒガンバナ)科 水仙(スイセン)属(ナルシサス)属 <日本水仙>はヒガンバナ科 スイセン属房咲種の変種です。 | ||
原産地: |
スペイン、ポルトガル、北アフリカなど地中海沿岸 |
花言葉: | 自己愛、神秘、うぬぼれ |
名前の由来: |
日本には、中国経由で伝わりました。清楚な姿と香りが仙人のようだということで「水仙」という名前になったそうです。 水仙の日本での呼び名は中国の古典に出てくる「水仙」を音読みし「すいせん」と呼ばれるようになり、東麓破衲の漢和辞書『下学集』文安元年(1444)の早木門に、漢名を「水仙華」、和名を「雪中華」と紹介されています。 |
開花期: |
日本水仙は12月頃の冬の時期から春にかけて咲く草丈15〜50cmの耐寒性球根植物です。 日本では自生のニホンスイセンがお正月を飾る花でした。 園芸品種も多いのですが,日本に古来からある水仙はとてもよい香りがします。 |
水仙の神話: |
ギリシャ神話に、美少年のナルキッソスが水面に映った自分の顔に見とれてそのまま花なった話がありますが、その花が水仙です。水仙は学名「ナルシッサス」と呼ばれています。 ギリシャ神話に出てくる美少年ナルキッソスは女神からの求愛を断り続け、復讐の女神ネメシスによって「自分自身を愛する」のろいをかけられてしまいます。 ナルキッソスがある日水を飲もうと池に顔を近づけたとき、水面に写る自分の美しさのとりこになってしまいます。 ナルキッソスはそのまま動くことも出来ずひたすらに自分の姿に見とれ続けるようになりました。 やがてナルキッソスの姿は消え、そこには水面に写る姿を見つめるように咲く水仙が残るばかりでした。 今ではナルキッソスはナルシストの語源になっています。 |
水仙を長く楽しむ方法
水仙を飾るお部屋の温度・湿度により異なりますが、つぼみの状態で発送することにより、約3〜4週間程度の長い間水仙の香りと花を楽しめます。 |
●お部屋の温度 |
水仙を置く場所としては、水仙の花が咲くまでは明るい窓際など、ある程度の光が当たる場所で、室温が15度以下の場所が水仙を長く楽しむのに最適な場所です。 室温の調節によって水仙を楽しむ時間に極端に差がでてきますので、室温の調整にはご注意下さい。玄関やトイレなど暖房のあたらないところや、香りの充満する狭いスペースに置くのがベストです。 |
●お手入れ方法 |
水仙は球根植物なので比較的丈夫な上、しかも寒さにも強い特徴があり、特にお手入れがいらず、楽しみやすいものです。 水かえなども2〜3日に一度、水道の水で水を入れ替えるだけで十分です。 また、しばらくすると葉の先がだんだん枯れて黄色くなり始めるので、緑の部分をのこして黄色い部分は、はさみで切ってあげてください。 枯れた部分を切ってあげることで、少しでも長く水仙を楽しむことができます。 |